通勤を少しでも楽にする方法

 

平日は毎朝早く起きて満員電車にのって会社に行く日々が延々と続く。そんな通勤生活にうんざりしている人は多いのではないだろうか?

私も会社勤めだから嫌でも満員電車に乗らなければならない気持ちわかるわー。


どうしたら嫌な通勤を少しでも楽にできるかなぁ・・・って考えたことがある。私から言わせてもらうと,満員電車に乗らない=ほかの人があまりやらない電車の乗り方をすればいいと思うようになった。


よくスーパーのバーゲンセールになると人が混む。それは,たくさんの人がやることだから、結果混む。逆にバーゲンでない時期をあえて狙って買い物すれば,混まないはず。その代わり安く購入できないというトレードオフも発生するけどね。


それは毎日通勤で嫌でも見る満員電車でも同じことが言える。自分がほかの人みんなやることをするから結局満員電車に乗るハメになる。じゃあ,ほかの人がやらない事ってなんだろう?


私が「ほかの人がやらないこと」,つまり「ほかの人がわざわざやりたがらないこと」を以下に列挙する。以下の方法のデメリットは通勤時間がちょっとだけ伸びてしまうってこと。あと,準備がちょっとだけ面倒な位

 

1.朝早く家を出る
2.エスカレーター,階段ではなくエレベーターを使う
3.電車が空いている場合,電車の端を狙う
4.電車が混んでいる場合,電車の車両と車両の間の密室を狙う
5.どうしても電車が混みすぎの場合,電車にのらず列の一番前に立って次の電車を待つ
6.自分が下りる駅の出口から遠くなる車両に乗る
7.電車の中では本を読む等の暇つぶしをする
8.電車に降りたらすぐに階段に行かず,ベンチに座って待つ。
9.ホーム列には並ばず,列と列の間で待つ
10.会社最寄り駅に着いたらすぐに会社に行かず,別の建物の中で寝る
11.持っていく荷物を極力軽くする
12.マスクをつける
13.冬は暖かい恰好にする

 

 

それぞれの詳細を以下に述べる。

 

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1.朝早く家を出る
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定番ネタ。満員電車が嫌だったら早く起きて電車に乗れば空いているよ!!!

早起きがつらい?夜早く寝ればいいだけの話。

遅くまで残業するから無理?でもいつもより10分早く起きて電車にのるだけでも人はかなり空くよ!!

会社につくギリギリの時間に起きるのではなく,30分余裕をもって行くと電車が空いているかもしれないよ。会社に早く着きすぎても困る?自分の会社とは違う会社に行って、適当なソファーとかに座って寝れば通勤疲れがとれるよ!!

 

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2.エスカレーター,階段ではなくエレベーターを使う
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朝の通勤でエレベーターに乗るのは人ごみを避けるのに有効だと思う。

なぜかというと,朝の通勤はほかの人は急いでいるはず。ならば,待ち時間が不規則なエスカレーターにのるよりも時間が一定のエスカレーターに乗りたがるはず。私はその心理を逆に利用する。


朝の出勤だとエスカレーターが混んでぎゅうぎゅう詰めで嫌になる。でも私の場合,朝の出勤でエレベーターを使うとほかに乗る人が0人,たまに1人程度ですっごい快適。


エレベーターだと時間が不規則になってしまうデメリットはある。だが私の場合,快速電車待ち時間が長い普通電車をターゲットにしているので,普通電車に乗れる時間幅が広くなる。だからエレベーター待ち時間が多少伸びてもきちんと乗れる。

 

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3.電車が空いている場合,電車の端を狙う
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ここでいう「空いている」というのは,自分が電車の端を狙える程度の込み具合の事を指す。ややピークの状態。

これも定番ネタかも。電車の中は基本奥に行った方が空いている。とくに車両と車両の間の電車の壁は空いている。
入口付近だとすっげぇ混む!!しかも駅に着くごとに人の出入りがあるから余計体力を消耗する。
電車の奥に行けば,そういう人の動きに流されることが無いからただ立っているだけで良い。それだけで楽に出勤できる。

電車の奥に行くと降りるときに大変じゃん!!って思うかもしれない。
でも降りるときは,人を無理やり「押せば」いい。

電車の中で人を「押す」場合,手を使わず,カバンで押したり,肩や腕で押すといい。「私,押していませんよ!!後ろの人が押してくるんですよ!!」みたいな感じで押すといい。簡単に出れるよ。

 

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4.電車が混んでいる場合,電車の車両と車両の間の密室を狙う
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3.で端を狙えないほど電車が混んでいる場合。いわばピーク時期。
こういうときは端すら狙えなくて絶望!!だが,むりやり詰めれば電車の車両間の部屋に行けそう!!っていうときに。

電車の車両間の部屋っていうのは電車の端っこにある手動で開けられるドアがあるところ。そのドアを開けるともう一つのドアがあるよね。そのドアを開けず,そこに立てば,自分だけの密室の完成!!ほかの人と触れる機会が無いからすごい快適!!

密室だから,夏は暑いじゃん!!というイメージがあるかもしれない。でも実際に電車の「密室」に立ってみるとすぐわかる。電車が動いているときは風がぴゅーぴゅー来て涼しい。快適だよ。

欠点としては,「かなり揺れる」っていうことが挙げられる。車両と車両をつなぐところだから立つだけで疲れる。一応立ち方にもコツはあるが,それなら密室でない,普通の場所に立つ方がまだまし。電車の車両の端っこの金網があるところの壁に寄り掛かった方が楽だと思う。


なお,密室で立つコツとしては,両足をどちらか一方の車両の足場に乗せる事。これだけでぐらぐらがかなり和らぐ。あとは人の目を気にせずにドアにべったりよりかかること。

 

でも,電車がぎゅうぎゅうだと,どうしても端が狙えない。でも車両と車両の間の密室にはたいていは1人もいなくてガラガラの場合が多い。だから,密室っていうのは意外と狙いやすいスポットである。

なぜ電車の車両と車両の間の密室に入る人がいないのはなぜか?理由は「ほかの人から変な目で見られるのが嫌だから。」

日本人は周りの人と同じことをやりたがる民族である。だから女子高生はスカートを短くしたがるんだよね。


私は日本人の「同じことをしたがる」心理を逆に利用して,あえて密室に入る。私が密室に入ったときはほかの人から変な目で見られるのは事実。でも,ほかの人の目を気にしなければ密室は凄い快適。


後でも述べるが、密室で本とか読んでいればほかの人の目なんかどうでもよくなるよ!!

 

なお,雨が降って傘を濡らしてしまった場合,即密室に行くといい。密室なら傘をかける場所があるはず。自分の傘がほかの人に当たらないように気を遣わなくていいよ!!


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5.どうしても電車が混みすぎの場合,電車にのらず列の一番前に立って次の電車を待つ
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これも定番ネタかも。
電車がものすんごい混んでいて端すら行くスペースが無い場合。ちょっと寝坊するとこの電車に遭ってしまう。定時に帰れたとしても,帰りの電車がものすごい混む。

そういう場合は,駅のホームに行って列に並ぶが,電車が来ても最初に来た電車には乗らないマイルールを決めればいい。

最初に電車が来ると,自分が立っていた列がどんどん電車へ入り込んでくる。自分だけは電車にのらず,列の一番前に立って、次の電車を待つ。次の電車が来たときは一番最初の方に乗れるから,電車の奥に行きやすい。


ちょっと考えてみて。ものすんげぇラッシュ時に,列の一番最初の人が電車に乗ったらどうなる?後ろの列の人がどんどん入るでしょ?すると一番最初に電車に乗った人は自動的に中へ押し出される。


コツとしては,押し出されるとき,そのまま前に行かず電車の車両の端の方向(右か左)へ行くこと。電車の入り口一直線のところに立ってしまうと駅に止まるたびに人の動きが激しくて体力を消耗してしまう。


電車の端は無理かもしれないけど,できるだけ奥に詰めたい。でもほかの人を押すとにらまれそうで怖い・・・って思うかもしれない。でも,ほかの人の目を気にしなければほかの人から嫌な顔されたり,グイグイ押されても気にならないはず。

相手だって毎日そういう目に遭うことになれているから怒りたくてもいちいち怒るのがばかばかしくて殴られることはないと思うよ。

 

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6.自分が下りる駅の出口から遠くなる車両に乗る
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これもやや定番かも。

自分が下りる駅の出口に近い車両ってすごい混む。そして降りた後も人がものすごいたくさんいて人を避けるのにエネルギーを使う。


でも,出口から遠くなるように車両番号を選ぶと、自分が下りるときにスゴイ楽。
まず,降りるときに電車の中の人が少ないから,電車の奥に立っている人でも人をどかす手間がかからない。

そして電車から降りた後,周りに人がいないから人を避ける必要なし。
更に改札は空いているからスイーって通過できる。


デメリットとしてはほかの人よりも1~2分遅れてしまう程度。


でも,たったの1~2分の遅れなんか我慢すればいいだけの話。1~2分遅れるなんて嫌!!と考えている人に物申す。「あなたはたったの1分で大きな価値を生み出すほどの人間ですか?別に秒刻みスケジュールで行動するオバマ大統領じゃないでしょ?」

 

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7.電車の中では本を読む等の暇つぶしをする
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べつに電車の中で寝てもいいんだけど,あまりに快適に寝すぎると電車に乗り過ごす危険性もある。

かといって,ただボーって立っているのもストレスになる。なんで会社に行くために時間を無駄にしないといけないんだ・・・・とね


私の場合,古典ギリシャ語を勉強するのが好きだ。だから自然に古典ギリシャ語の文章をノートにまとめてそれを平日会社に行くときに必ず持っていく。電車待ちや電車の中,エスカレーターに乗っている時はいつも古典ギリシャ語を読む。


電車の中は完全に行動を拘束される。それを逆に利用して私は「頑張らず」古典ギリシャ語を勉強してる。だから家で一切古典ギリシャ語勉強せずに「艦これ」のゲームをずっとやっても一日全体から見れば古典ギリシャ語の力は伸びたことになる。


私は「電車に乗る」=「古典ギリシャ語の力アップの時間」という認識があるので,電車に乗るストレスはほとんどない。むしろ電車に乗るだけで古典ギリシャ語がすらすら読めるようになるよ!!という認識で通勤している。ついでに言うと,ほかの通勤者からは自分の古典ギリシャ語ノートを見ると100%目立つ。まぁほかの人の目なんかどうでいいけどな。


一般の人は古典ギリシャ語を読める快感が分からないかもしれないが,言いたいことは通勤で奪われる時間を逆に利用しちゃえ!!ってこと。


例えばTOEICスコアアップしたい人なら電車の中にいるときだけ英語新聞とか読めばいい。それだけで英語力がアップする。テトリスが強くなりたい人なら,テトリスができる携帯ゲーム機を購入して,電車の中で必ずテトリスをやる。


その習慣をつけると「通勤電車に乗っただけで○○ができるようになった」というおいしい事ができる。むろん,電車のなかで寝ないでさぼらず努力する必要はあるんだけど。

 

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8.電車に降りたらすぐに階段に行かず,ベンチに座って待つ。
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駅によっては,6.で述べた「自分が下りる駅の出口から遠くなる車両に乗る」が使いにくいケースがある。

たとえばホームの両端と真ん中に上りの階段があるケース。これだと電車から降りたらどこも人が混んでいてうっとおしい!!ってなる。


そういう場合は,出口から遠い車両にこだわるよりも,座れるベンチから近い車両を選べばいい。

通勤で電車から降りる人はほぼ99%以上が出口に向かっている。ならば自分はすぐ出口に向かわなければいいだけの話。でも待っているときに立つのもつらい。ならば座った方が楽!!というわけでベンチに座ろう。ベンチに座って,自分が下りた電車が完全に消えるまで待てばたいていは入り口付近が空いていると思う。


駅と時間帯によっては自分が下りた電車が完全に消えたときにベンチから立って出口に向かっても混む場合がある。その時は1~2分位我慢して待てばかなり空く。

注意点としてはあまり待ちすぎると自分が下りた電車とは別方向の電車が来てしまうと混んでしまうということ

欲張って待ちすぎるよりも、ある程度の人ごみは妥協して,早めに席を立つ方がいい。ベンチに座る方向は,自分が電車に降りたのと反対向きのほうがいいかも

 

 


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9.ホーム列には並ばず,列と列の間で待つ
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真面目にホームの列に並ぶと疲れる。

通勤ラッシュ時のホームの列は大抵長い。人が7~10人とか並んでいる。自分がその人の後ろに立つとどうなる?
ホームの真ん中あたりで歩く人が多いと思う。列の後ろに並んでしまうと、歩く人とぶつかってしまう。それだけで体力を消耗する。

ならば,列に並ばず,列の横で待てばいい。ほかの人の目なんか気にしない。
どうせ電車に乗るときは後で走って来た人もいるんだから,その人に紛れて電車に乗っちゃえ。

まぁ電車が非常に混んでいる場合は列の横に立ちつつも,列の一員であるアピールはしておく。その状態で最初の電車が来たら,次の電車で一番目に乗れるように移動すればいいだけの話。

 

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10.会社最寄り駅に着いたらすぐに会社に行かず,別の建物の中で寝る
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職場によっては無理かもしれないが,会社でない場所で寝るのってすっごい楽!!
職場にいても仕事の雰囲気があって,落ち着いて寝られないよ。

なら、仕事と無縁の場所で寝ちゃえ。たとえばビルにあるベンチとかに座って目をつぶる。それだけでも通勤疲れが抜ける。

私は携帯電話アラームを設定して,その時間までずっと目をつぶって寝ている。
で,アラームが鳴ったらそのまま会社へ行く。ちょうど仕事開始の10分前には職場につくように調整している。

この方法を使えば,満員電車を避けるために朝早く行った場合のデメリットが小さくなる。別の建物で寝ることで通勤時の疲れが取れた状態で仕事が始めれる。また,ちょっと寝坊しても会社に遅刻しちゃう!!っていうケースも減ると思う。満員電車にのる覚悟は必要だけど。

 

 


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11.持っていく荷物を極力軽くする
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カバンが重いと当然ながら体力を消耗する。荷物はできるだけ少なく。

私が持っていく荷物は以下。


1.水筒500ml
2.古典ギリシャ語のノート 
3.マスク
4.ハンカチ予備
5.印鑑
6.ポケットティッシュ2個
7.メガネケース
8.折りたたみ傘
9.小銭入れ


これだけ。荷物だけの重さで言うと1kgもないと思う。


前はネクタイ予備とかベルト予備とかとにかくたくさんの「○○予備」を持っていた。それだけですごいカバンが重かった。

でも,よく考えたら「○○予備」なんかコンビニで行けば買えるから携帯する必要はない。だから私はネクタイ予備まで携帯しなくなった。

おかげでカバンの中身がすっきりしてほしい物がすぐに出せるようになるメリットもあるよ!!

 

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12.マスクをつける
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マスクをつけることで風邪の防止にはなるかもしれないが,気休めと考えたほうがいい。
私がマスクをつける理由は2点
 ①電車の中の臭いにおいを吸いたくない
 ②電車の中で古典ギリシャ語を読むときに口を動かしたい


私は古典ギリシャ語という外国語を学んでいる。しかし外国語というのは目で文字をよむだけでは力がつかないし眠くなりやすいと思う。ならば電車の中では声を出さずに口を動かす方が刺激になると思っている。

でも電車の中で口を動かしていたら周りの人からの視線が痛い。私は人目を気にしない派だが,できるだけ人からは自分の事を注目されたくないとも考えているタイプである。マスクをつければ口の動きはある程度隠せるし,電車の中の臭いにおいが口と直接触れることもない。

おまけにくしゃみした場合でも大丈夫だよ。


また,冬時にマスクをつけると,口のまわりが温かくなる。冬の外を歩くとき,メガネつけているとメガネが曇るデメリットがあるが,それならマスクを口だけで覆って,鼻をマスクで覆わなければメガネが曇りにくいし,口周りが温かくなる。まじオススメ


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13.冬は暖かい恰好にする
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周りの人を見ていると,冬寒いのに手袋をつけていない人が多い。それだけでストレスになる。

私は冬通勤時はマフラー+手袋+マスクで通している。満員電車を避けているから,熱すぎるっていうことはない。これは当たり前のことかもしれないが,けっこうできていない人がいるのよね。

冬に手をポケットに入れて会社に行く人を見るとかわいそうに思えてくる。

 

 

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以上が私が実施している「ほかの人があまりやらない電車の乗り方」である。

 

私のやり方に合う,合わないは人それぞれ違うと思う。ある人にとっては私のやり方でやるとストレスが大きいかもしれない。そういう場合は別のうまいやり方を探せばいい。

 

大切なのは他の人の目を気にしないこと。多少はほかの人に迷惑をかけても,自分が少しでも快適にするように行動する「強引さ」を持てば,毎日の嫌な通勤がすこしでも楽になるよ